2009年1月1日 OUT! |
| 詳細近日発表!先行レコ発ツアーは、live_event.html _ 「POPは重たい」さたけみづほ 「僕に重なったきみの手のひらが、ずっしりと重みを持っていたら、僕たちはまだ大丈夫だ」 そう言ったのは恋人だったろうか、私だったろうか、パラガだっただろうか、いや、思い過ごしだったのだろうか。 豊田道倫の歌は、その「重たい手のひら」だ。 二重餅のように、もったりとやわらかいそれは、黒い重機油にまみれ、すすけ燻された大群の黒い鉄の雲になり、空を真っ黒く浸していく。そして、まるでスプーンで卵を運ぶようにそっと、息絶えそうな雛を守るみたいに優しく、地球をすっぽりとつつみこみ、ゆっくり、しずしずと、厳かに、傷ひとつつけず全体重をかけて抱き潰していくのだ。 地球最後の日までの前夜祭1週間の記録 がCDに 閉じこめられたような一枚のアルバム。 トンネルを抜けて直後の、真っ白いめまい、大きな雪原の喪失感が、ヘッドフォンから広がる。 「明るいのは滅びの姿だ。しかし、暗いうちはまだひとつの希望がある」 太宰治の小説に出てくる、この台詞のように、豊田道倫の歌には、無重力に逆らって地べたを這いずり回ってやるわい、くらいの「火事場の負の力」の火の粉が立ち込めている。 許しという呪いの重さをたたえた、慈悲深い孤独の手のひら、豊田道倫。 やっぱり、東京の山手線で寝過ごすと、新大久保があって、新宿があって、目黒があって、遥か彼方の終点パラダイスガラージへ送られていってしまうような気がする。 今日も、東京のパラダイスは、冷凍庫の味がする。 |
2007/8/20 OUT! |
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| パラダイス・ガラージ『奇跡の夜遊び』(HMJM Records/HMRC-003) 2ndアルバムのリマスター盤 \2,310(税込) |